かろおと(カラヲト):全国に分布するカロウト地名。胡思うに、中世、村界の峠での葬制の名残りでは
からたに(唐谷)
かみやしき(上屋敷)
かどた(門田):中世土豪の屋敷地前面にある田畑。高知県に多く、地検帳では上田が多い。
(20150601現在)
■蛙鳴の語り
この全国に分布するカロウトの地名について、桂井和雄氏は高知県内各地のカロウトの地名を示し「現地踏査によれば、峠のように見えながら、勾配のきわめてゆるやかな切り通しの道であることが共通していた。土佐市北地のカロウトの遠望は、カメラを通してのぞいて見ると、西日の影が差すその深い切り通しの道は、大きな墓地穴の底を連想させた。」という。金上野にあるカロウト越は、桂井氏のいう切り通しの道である。
詳しくは→かろうと