愚草の川柳集⑩

 

弔旗

 

 

2016年秋


【編集子選】

ファシスト 不断着姿で佇まい

ヒロヒトの十字架曳いて暮れ泥む

天皇を盾に巣籠る魑魅魍魎

弔旗垂れ 屍おののく宿痾哉

※編集子の父は天皇・三波春夫・美空ひばりが三嫌人だった。国民的歌手に全体主義の臭気を感じ拒否したのだろう、特攻隊の生き残りだった。

※「普段着姿」でひたひたと迫りくる恐怖は「不断着」で抵抗しなくてはならない。憲法12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の「不断」の努力によつて、これを保持しなければならない。「いいね」に騙された、優しくおとなしく従順な日本人。「いかんろー」ボタンを押そう

※憲法を弄ぶおぼっちゃまは「宿痾」なんだろうなー


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