奥白髪山~奥工石山
2021.11.30/No118
【掲載された地名・地物】
奥工石山(1516m)
国土地理院地形図には工石山とある。高知市にも工石山(高知県民の森)があることから、奥工石山や立川工石とも呼ばれている。山頂には一等三角点(高知県16点の一つ)があり「点の記」では「仁尾ヶ内山」と大豊側の地区名称を付している。
『土佐州郡志』によると工石山は「喰石山」とか「久以志山」としるされ、この地に潜んだ平家の落人が飢えに苦しみ、この石が食えるものならばと嘆いたことから名付けられたとある。
立川、仁尾ヶ内林道、白山神社登山口、ユルギ石、白山神社、竜王山、紅簾石(こうれんせき)、竜王峠、竜王林道、奥白髪林道、冬の瀬登山口、工石山縦走路
白髪山(1470m)
「白く光る岩」に由来する。以前は白い岩を意味する「白峨」の文字を使っていた。奥白髪に猿田彦神(白髪の老翁)を白峨の山霊として奉ってから「白峨」を「白髪」に改めたといわれている。
山頂からは南方が開けて展望が広がる。白骨林群が見える。強風などの厳しい自然環境により枯れた白骨林群である。
(2021.11.30/No118)