口西は扇の要のように山が集まる地形。昔は木材集積の拠点
口西山
白髪山を最高点として派生し、物部川本流の槙山川と上韮生川を隔て大栃まで続く物部の背骨のような稜線。
この尾根の中心部であり、白髪山以南では最高点にあたるのが口西山である。
みやびの丘から南下する尾根はブナを主体として原生林の中、モミ、ツガ、天ヒノキ、リョウブ、ツツジ類など、深山の雰囲気が濃く漂う。
木々の間から石立、三嶺、天狗塚、綱附森も見える。
口西山周辺は猛烈なスズタケにおおわれておりこの山域を守っているようだ。
山頂から東へ平坦な尾根をスズタケをかきわけて進むと孤高の源氏ヶ森へ。南西へ進むと井地山~勘定山方面のブナの森を歩く。
修羅や山内軌道により命懸けで口西まで材木を集材し、大栃ー神母ノ木ー談議所ー舟入川ー高知城下へ運ばれた。
別府山49林班はあまりにも険しい地形のため人の手が一切入っておらず、100%が天然林の林班は四国一
【紹介された地名・地物】
香美市物部町、白髪山駐車場、みやびの丘、東熊川、古敷谷山(みやびの森/1468m)、口西山(1574m)、源氏ヶ森(1529m)、井地山(1465m)
白髪谷、紅香橋、ヒャッケン滝、アイノウ釜、フダガエシ、奥西谷、クラトコノ釜、中西谷、紅麗橋、中東谷、ゴウロウノ釜、木霊供養塔、口西谷、別府山製品事業所、門谷峡、赤釜、月谷山